日本には商社と名が付く企業が沢山有ります。少人数の企業からマンモス企業まで有り、取扱い商品も幅広く大型航空機から大型クルーズ船の様な大型物件から文房具の様な小物商品までを取り扱っています。その中で大型物件を取り扱う大規模企業は、我が国の高度成長に大きく寄与しました。
大型企業の場合は、旧財閥系の企業群のビジネスの窓口的な存在から出発した企業が多く、その企業群の大型物件を一手に引き受けていました。特に大型航空機等は彼等の得意中の物件で、日本の大手の航空会社は殆どが彼等のお世話になっています。彼等の職種としては国内外ビジネスの営業になりますが、許認可機関である役所関係に対する専門営業が配置されていました。これらの仕事に関連しますが、大型航空機等の購入には巨額の資金が必要な為、航空会社に対する大型融資を含めた資金計画に関してアドバイス出来る様、ファイナンスの専門家を採用していました。
また大規模企業は石油開発事業や原子力発電の原子燃料の調達まで関与して居り、夫々のビジネスの専門家を専門職として採用その部署の指揮を取らせていました。最近の宇宙開発事業にも、積極的で最新技術を持つアメリカ企業に社員を派遣し新たなビジネスチャンスを狙っています。