ファッション業界にはどんな仕事があるの?4つの分野について

ファッション業界にはどんな仕事があるの?4つの分野について

華やかなイメージのあるファッション業界。そんなファッション業界で、将来は働きたいと考える方は多くいます。しかし、具体的にどのような仕事をしたいかという質問には、上手く答えられないという方が少なくありません。

ファッション業界といっても、その仕事内容は様々。こちらの記事ではファッション業界の仕事について、4つの分野に分けてお話します。

多岐に渡るファッション業界の仕事

トルソー

ファッション業界の仕事は大きく4つの分野に分けられます。ファッションデザイン、ファッション技術、スタイリスト、ファッションビジネスです。

◆ファッションデザイン

ファッション業界の仕事というと、まず思い浮かぶのがデザイン関係の仕事です。服飾のベースになるデザインを考え、紙面などに表現することから、発想力やデザイン力が必要になります。また、色の組み合わせを考える仕事もデザインに含まれるので、色彩関係のスキルも求められます。デザイン関係の仕事をする職業には、ファッションデザイナーの総称が使われますが、実際は担当する分野によってメンズデザイナー、キッズデザイナーなど細分化されます。

◆ファッション技術

デザイナーが作成したデザイン画をもとに型紙を作るパタンナー、素材選びや生地選び、コスト管理を担当するモデリスト、生産から納品までを管理する生産管理者などが該当します。生産に直接関わることが多く、高度な技術が求められる仕事になります。ファッション用語のような基礎知識はもちろん、アパレルCADの操作技術や生産プランニング能力、生産管理能力も大切です。

◆スタイリスト

モデルやタレントのトータルファッションを決める仕事です。分野によってCMスタイリスト、雑誌スタイリスト、ステージ衣装スタイリストなどと細分化されることがあります。モデルやタレントの他、一般の方を対象にサービスを提供するブライダルコーディネーターの仕事もあります。

スタイリストは、シーンに合わせた衣装を選ぶこと、着る人の魅力を引き出す衣装を選ぶことが大切です。トータルのセンスはもちろん、コンセプトに合わせた衣装や着る人に合わせた衣装を見極めることも求められます。

◆ファッションビジネス

ファッションに関連する仕事の中でも、販売から企画、生産まで幅広く携わることができます。どうすれば消費者の興味を引けるか、購入してもらえるかを考えて、プロデュースします。トレンドを作るブランドプロデューサーの他、バイヤーやショップオーナーとして、ネットショップの運営者として活躍する方もいます。ファッションに関する基礎的な知識の他、マーケティングの知識も必要とされる仕事です。

4つの分野についてまとめ

多種多様な仕事があるファッション業界の仕事。将来、ファッション業界に就職したいと考えるなら、どの分野の仕事をしたいのか、しっかりと考えましょう。分野によって、必要な知識やスキルが違います。

こちらのCMで有名なファッション専門学校では、ファッションデザイン、ファッション技術、スタイリスト、ファッションビジネスのすべての分野で、専門の学科が用意されています。目指す夢に沿った実践的な学習ができる学校です。

ファッション業界に活かせる資格は?

上記で紹介したお仕事は、弁護士や医者のように資格がなければできない、というものではありません。しかし、ファッション業界で活かすことのできる資格は色々あります。スキルを得ることができるのはもちろん、就職先や仕事の関係者へのアピールにも繋がります。活かせる資格についてお話しするので、参考にしてみてください。

◆カラーコーディネーター検定

カラーコーディネーター検定は、色彩に関する知識や技能についての検定です。色そのものだけでなく、ファッションやメイクなどの実践的な知識が問われます。検定はスタンダードクラス・アドバンスクラスに分かれていて、2020年の合格率はどちらも50%以上。そのため、難易度としては高くありません。色を選ぶときや組み合わせるときに役立つでしょう。

◆色彩検定

色彩検定は、カラーコーディネーター検定と同じく色彩に関する検定です。カラーコーディネーター検定よりも幅広い知識を求められ、1~3級とUC級に分かれています。UC級とは、色覚特性や加齢など、ユニバーサルデザインに関わる知識を求められる区分です。専門的な知識をビジネスシーンで活用したいならカラーコーディネーター検定、幅広い知識を会得したいなら色彩検定がおすすめです。

◆ファッションビジネス能力検定

ファッションビジネス能力検定では、商品の企画や生産だけでなく、流通や人事なども含めた総合的なファッションビジネスの知識を求められる検定です。ファッション業界に関わる仕事に就くなら、全体の流れを把握することは重要でしょう。1~3級に分かれていて、専門性も難易度も比較的高めです。だからこそ、合格すれば様々な場面で有利に働くでしょう。

◆パターンメーキング技術検定

パターンメーキングとは、デザイナーの画をもとに型紙を立体化し、正確に作り出すことを指します。これに関連する知識や技術を図るのが、パターンメーキング技術検定です。パタンナーになりたい人はもちろん、ファッションに関わる仕事に就きたい場合にも有利に働くでしょう。1~3級に分かれていて、すべてに実技試験があるのが特徴です。

◆ファッションデザイナー認定

ファッションデザイナー認定は、ファッションの名称や形、デザイン面などのファッションデザインの全体知識を持ち合わせた人に与えられる資格です。ファッションアイテムについて基礎を学びたい、という方におすすめです。受験の方法が在宅受験のみ、という大きな特徴があります。

資格に関してのまとめ

資格を取得することは大きな自信に繋がりますし、モチベーションにもなります。興味があるものを学ぶということは大変さもありますが、楽しいですよね。ファッション業界に興味があるなら、一度挑戦してみてはいかがでしょうか?